資金調達は個人と法人、どちらも借りやすい

こんにちは。横山幸一です。

創業融資のときには、いろいろな相談をされます。

結構多い質問が「個人で借りるのと、法人で借りるのとでは、どちらが借りやすいですか」です。

初めての借り入れのときは、できるだけ確実に借りたいという気持ちが大きくなるものです。

個人と法人のどちらのほうが有利かがわかれば、安心して融資の申込みができますね。

では、個人と法人のどちらのほうが有利なのでしょうか?

個人事業主と法人って、どっちがお金を借りやすい?これって、とても気になることですね。

これから創業しようと考えている場合、個人事業主としてスタートするのか?
法人としてスタートするか?

この2つで、迷っている場合が多いのです。

個人事業主で創業した場合と、法人で創業した場合では、どちらがお金を借りやすいのでしょうか?

では、答えとその理由を書きますね。

1、個人でも法人でも借りやすさは変わらない。

個人事業主で融資を受ける場合も、法人を設立して融資を受ける場合も、同じ人が融資を申し込むのであれば、個人でも法人でも借りられる確率は全く同じなのです。

2、法人のほうが借りやすいというのは、ただのうわさだった。

「お金を借りやすいのは、法人のほうですよね」と聞かれることがあります。

最終的には、個人でも法人でも違いはありません。

社会的信用や従業員の雇用を考えると、法人のほうが有利だと考える人が多いです。

融資だけで考えた場合は、法人と個人で有利不利はないといえます。

3、融資で大切なのは、個人か法人かではなく、ビジネスの中身です。

融資で大事なことは、そのビジネスが成功するかどうかです。

ビジネスの中身が悪ければ、個人でも法人でも融資を受けられません。

ビジネスの中身が素晴らしかったり、将来性があるから、お金を借りることができるのです。

法人にした方がお金を借りやすいから、法人を設立しようと考えなくてもいいのです。

融資だけで考えると、個人でも、法人でもお金の借りやすさは同じだからです。

実は、金融機関からお金を借りるときには、もっと大事なことがあります。

ここから、書いていきます。

中小企業が銀行に求めることは、「面倒見がよく、いざというとき支援してくれること」です。

選ぶべき銀行は「地域密着型金融機関」です。

第二地方銀行や信用金庫、信用組合です。

「効率性」や「収益性」を重要視している都市銀行や大手地方銀行にとっては、規模の小さい中小企業との取引には、あまりメリットを感じません。

そのため、都市銀行や大手地方銀行からは、ぞんざいに扱われることが少なくありません。

都合のよいときにはチヤホヤしてくれますが、都合が悪くなるとすぐ切り捨てられます。

そんな危険が潜んでいるので、融資取引をする場合は、身の丈にあった銀行とお付き合いするのです。

付き合う銀行を選んだら、次に考えるのは、「誰と仲良くなっておくのか」です。

銀行の支店で、会社の融資に関わっているのは、「担当者」「渉外担当役席」「貸付担当役席」「支店長」の4名です。

「担当者」は、会社を訪問して、会社と銀行との窓口になってくれる人。

融資してもらうときには、この担当者が「稟議書」と言われる申請書類を作成します。

但し、担当者の能力によって融資の可否が大きく左右されがちです。

優秀な融資担当者にあたると融資が出やすくなり、そうでなければ、なかなか融資をしてもらえないようになります。

「担当者が代わったら融資が厳しくなった」という声をよく聞きますが、本当の原因は担当者の能力不足だったりします。

「渉外担当役席」は、「担当者」の直属の上司です。

「担当者」のフォローを行うのが主な役割ですが、融資に関しては、そう大きな役割を担っていません。

「貸付担当役席」は、融資担当者が作成した稟議書を総合的に判断します。

支店の融資についての責任者です。

「支店長」は支店の最高責任者として最終決済を行ないます。

この4名の中で、仲良くなっておくのは、「融資(貸付)担当役席」です。

「貸付担当役席」が融資案件のキーマンだからです。

担当者が優秀であれば、説得力の高い「稟議書」を書けるため、問題はないのですが、そうでない場合、借りにくくなります。

また、優秀な担当者も、2年から3年も経てば転勤してしまいます。

確率的に言うと、優秀な担当者の次の担当者は、あまり優秀でないケースが多いのです。

「貸付担当役席」と仲良くなっていれば、融資に関しての相談がしやすくなるため、担当者の能力に関係なく、融資が出やすくなります。

「貸付担当役席」と仲良くなるためには、まず、あいさつにいくこと。

そのためにするべきことは、担当者に対して、「融資(貸付)担当役席の方に挨拶に行きたいので、アポイントをとってもらえますか」と依頼することです。

アポイントがとれれば、あいさつに行き、そこから、1か月に1度のペースで、訪問すれば、融資をしてもらいやすい関係を作ることができます。

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